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【振り返り】1年10ヶ月働いた人材系ベンチャーを辞めた理由

こんにちは!たけちです。

今回は、1年10ヶ月働いた会社員時代の振り返りをベンチャー企業に新卒で働きたいと思っている方に向けお伝えできればと思います。

自分の場合は、大学4年生の1年間と大学を卒業してからの10ヶ月、合計1年10ヶ月間、賢者屋という人材系のベンチャー企業で働いていました。

社会人のマインドやベンチャー企業で働くイメージを自分の経験を交えつつお伝えしていきます。

ベンチャー企業時代は、かなりのハードワークをして、精神的にも肉体的にもかなり鍛え上げられましたので、ぜひ最後までご覧ください。

 

実際に働く中での会社内での業務

会社内での業務では、学生向けのイベントの企画・運営・広報、学生向けメディア運営がメインでした。

大学4年生から働き始め、右も左もわからないまま業務に走り続けていました。部署内での仕事は、学生の集客がメインでした。

集客は大学生の学生団体の時から少しやっていたのですが、

  • 集客の難しさ
  • 人を巻き込む力
  • 戦略
  • 施策
  • 数字計画
  • 逆算

など学生時代とは全くレベルが違う感覚を覚えています。

僕が新卒で入る頃には、月に300人の数字を毎月追っていました。沢山の学生にラインや電話をし、事務局とMTをしながら業務を遂行しました。

 

ゼロから始まった事務局作り

一番の思い出は、事務局を0から作ったことです、いわゆる各地域に学生主体の就活支援団体を作ることです。

学生の集客をもっと効率よくするために作った事務局ですが、集客以外にも面談やイベントの運営の質の向上など、自分たちで考えて動ける組織を作りました。

東京・大阪・名古屋・福岡で立ち上げが始まった訳ですが、最初は本当に試行錯誤の繰り返しで

“誰”をどのように採用するのか、“どんなこと”をしてもらうのか

そもそも事務局とはなんぞや、、、のところから始まりましたがなんとか各地域に作ることができました。当時のメンバーは大学卒業をして会社で働いていますが、今でも親交があります。

自分自身のGOD化

僕たちの部署は、学生から崇拝されるべき人間になるために”自分が何をするのか”を突き詰めていました。

良くも悪くも学生と仲良くなるのは得意なのですが、同じ目線でコミュニュケーションを取ることが多くその点が課題でした。

崇拝され、周りをもっと動かせるようになるために始まったのが「GOD化プロジェクト」です。毎月項目ごとに振り返りをしていました。

  • 今の仕事を点でみすぎていないか、自分の行動を線でみれているかどうか
  • 接する人の悩みに寄り添えて考えてあげられているか
  • 接する人の悩みや課題に対して、なんらかの解決策や解決案を提示できているか
  • 緊急なものにに対して真っ先に行動できるか、その余裕が持てているかどうか
  • 並列ではなく、上下関係を保てているか

 

会社で働いての1年10ヶ月を振り返って

僕は、幼少期から自己中心的・自由人な一面があります。誰よりも人に興味を示さず、相手の立場に立って考えることもできず、感謝もない人間であると認識していました。

こうなった背景には、家族に甘え、今までの全部のことに甘えてきたからこそ、培ってしまった性格だという結論に至りました。

ただ、どうしていいいか分からず、悩んでいたのも当時覚えています。答えは自分で見つけるものだと思いつつもいつの間にか忘れてしまうのが感謝の心。なので、会社員時代に下記の項目を決めました。

  • 社会人でやること
  • 社会人になっての課題の把握
  • 社会人になって気付かされたことを直す

 

社会人でやること

  • 1ヶ月後の自分の姿が不透明にならないようにすること
  • 1年後自分がどうなっていたいのかをイメージすること
  • 自分がどういう存在になっていくのかを考えること

基本的に中長期目線での自分の姿を常に考えるようになりました。そして自分の想像する人物に慣れているかを常に確認することです。

具体的な姿に関しては、後ほどご説明します。

 

社会人になっての課題の把握

  • 周りの人を思いやる気持ち/周りへの甘えていることの認識
  • 会社としての外部への見え方を考えること
  • 伝わる表現ができていないので、丁寧に仕事を振ること
  • 自分の居場所/仕事を作り始めなければいけないこと
  • 人への興味/関心を持つこと

上記にあげた項目を会社員時代は把握し、頭の隅に入れながら仕事をすることをフィードバックとして受けました。

 

社会人になって気付かされたこと

  • 成長するためには甘えを捨てること
  • 意識と改善をどうするのかの具体的かつ明確にすること
  • 接する人の裏側の感情を考えられるようなること

社会人になればなるほど責任が伴うことが多くなります。なので、浅はかな返答にならないように自分の中で物事を腹落ちさせて、ゴールからの逆算で言葉を発することが重要になってくると思います。

また、その際に必要な考え方として「接する人の望みは何か、相手の感情を把握して上手く立ち振る舞うこと」が重要だと感じました。

 

社会人になって業務でやるべきこと

社会人になってからどんな仕事にも当てはまる業務内で大事なことを5つお伝えします。

  • 電話でのコミュニュケーションをとること
  • 進捗の管理(リマインド等)を常に意識すること
  • 自分の担当の業務以外のところへの考え・意識を向けること
  • 想いベースのやりとりをすること
  • 現状の状況と照らし合わせ、予算を考え常に「提案をする」意識を持つこと

上記の5つのことはベンチャー企業で働く中で、重要だなと思います。

ベンチャーならではの立ち上げ期において、コミュニケーションの重要性、プロジェクト進捗の共有、自らの提案の意識というのはどの企業においても大事になってきます。

仕事をする上で考えておくべきこと

「想い」の部分、軸、共感、伝えられることが必須です。

例)なんでこのイベントをやるのか、なんでやっていきたいのか、こういう世界を創っていきたいという言語化です。

仕事でいくならば、「なぜその仕事をするのか、なぜプロジェクトを遂行するのか」を具体化した上で、「なぜその金額での受注なのか、なぜその数字設計なのか」を落とし込む必要があります。

 

社会人になって目指すべき姿

社会人になって目指すべき姿を今回は自分を例にお伝えしていきたいと思います。

<人生のテーマ>は自立、感謝、尊敬できる先輩になる

上記をより細かく設定していきます。

  1. 会社の看板がなくても自分の手で稼げること
  2. 自分の価値形成を考え、その人じゃなきゃいけないという価値を作ること
  3. 常に他社に対してプラスの価値を生み出し続けること
  4. 自分自身で事業を立ち上げ、この業務はこの人しかできないというスペシャリティ持つこと
  5. 結果・数字・成果から常に逃げないこと

会社で働いていた時は、上記を常に考え、熱量高く行動した結果、2021年5月現在ではさまざまなお仕事をする中で会社員時代の3倍の給料を得ています。

 

社会人になって自分のありたい姿

本項では社会人になっての自分のありたい姿をお伝えしていこうと思います。

  1. カッコいい大人になりたい
  2. 他人に迷惑をかけない、思いやりのある大人
  3. 自分の好きなことで生きていく

カッコいい大人とは、自信を持って自分のやってることや考えを語れる人”だと定義づけています。

「周りに目がキラキラして働いている人を思い浮かべれますか?」もしそのような人が周りにいるのであれば素敵な環境にあなたは今います。

では具体的に”ありたい姿”に必要な特性をあげていきます。大きく分けて3つの特性に分かれます。

行動特性:伝達力・やりきる力・巻き込む力・提案力・状況判断力・コミュニケーション能力

思考特性:創造思考・判断・客観性・定量思考

対人特性:ヒトへの興味関心、聴く、伝える、相互理解

 

社会人になってありたい姿に近づくための方法

ありたい姿に近づく方法は、“他者との関わり方・進め方”と”言い訳できない環境”を作ることが大きな鍵だと思っています。

他者との関わり方・進め方では主に

  • 人と物事の認識をすり合わせにいくこと
  • 言語化して、言葉一つ一つを定義していくこと

言い訳できない環境=成長できる環境では主に

  • 言い訳できない環境を作り込むこと
  • 対価に対する努力をする覚悟、追い込まれる環境に身をおくこと

 

将来を考える上での大事なポイント

来を考える上での大事なポイントを3つ紹介したいと思います。

  1. どういう働き方をしたくて何歳までにしたいのか
  2. それを達成するために今できることは何なのか
  3. 自分の存在価値・強みは何なのか

自分の会社員時代は、①でいうと好きな時間に好きなだけ仕事ができる働き方を30歳までにしたいと思っていました。

今となっては、達成したようなものですが、もっと多くの経験をして高めていきたいと思います。

自分の存在価値や強みについても会社員の時から認識しておくことが重要です。自分の場合は周りを巻き込むこと・自分自身も一定のスキルを持っていることを強みとしてフリーランス2年間は過ごすことで生きてこれました。

 

働く中での価値観の基準を理解する


自分自身で働く中での価値観として下記がある時、自分自身がワクワク働けたという実感があります。

  1. 目に見えてわかる数字成果があること!
  2. 追い込まれながらも這い上がっていく環境!
  3. 自分の行動によって、他者が影響し良い結果が生まれる!
  4. みんな違ってみんないい!
  5. プライベートも大事にしよう!
  6. 迷ったら難しそうな道へ!
  7. スピード・挑戦・やり抜くを念頭に!
  8. 好きなことをするためには犠牲もつく!
  9. 死ぬときに後悔しないように働く!
  10. 業務内容より一緒に働く人の方が大切!

もし同じような考えの方は「どんな人に、どこまでの範囲で、どんな影響を与えたら、貢献できたら満足できるのか」という点を考えてみてはいかがでしょうか。

ビジョン・事業・チームに対して、自分の合いそうな理想を箇条書きでも出していくことです。そうすることで「仕事=楽しい」に変わってきます。

ベンチャー企業を1年10ヶ月で辞めた理由

本項では、ではなぜベンチャー企業を辞めたのかについて何十回、何百回と聞かれるので文字にしてお答えしようと思います。

辞めた理由は大きく2つ。肉体的活動の限界と精神的活動の限界です。

 

肉体的活動の限界

労働時間に関して→事実ベースで話すと働いていた会社に残業という概念はありません。朝10時から夜22時で退社できるようになりましたが、昔の労働時間は記事で書けるものではありません。

給料に関しては→月の給料は他の社会人よりもあるかもしれませんが、ボーナスもありませんし時給に換算すると微々たるものです。

休日に関して→基本的に土日の休日はありません。自分の価値観次第ですが、僕の場合しっかり事前に休みがわからないとダメなタイプです。

こういった、肉体的活動の限界を迎えるとなかなか大変です。もちろん楽しい時間もありますが、人間にも限界はあります。

いろいろな事が重なって大変な時は必ず休みましょう!

 

精神的な限界

範囲の限界→学生向けのイベントで年間2,500人を集客しようとすると学生とのLINEでのやりとりは常人の域を超えています。

毎月のイベント数・集客数、タスクの量は限界を超えていました。集客方法に答えはありません。集まるための施策を洗い出しそれを実践する。毎日ラインの通知は鳴り、休日でも返信は必須、心も休まらない状態もあります。

精神的なストレス→学生に対する団体協賛・インセンティブなどで支払うお金の立て替え。いつ、そのお金が返ってくるのかも不透明な状態でした。ベンチャー企業を考えている人はお金の支払いなどは気をつけたほうがいいです。

会社のシェアハウスに住んでいたこともあって、少なからず気が張っていた状態もあるかもしれないです。いろんな縛りがあって毎日顔を合わせる中で、言いにくいことがあるのも事実です。

 

会社を辞めても生きていける

結果的に会社を辞めました。辞めたければ辞めてもいいということをお伝えします。ただあくまで、ある程度は結果を出してストレス耐性をつけてからということです。

ベンチャー時代にハードワークした経験があれば、フリーランスになってから余裕です。大抵のことではへこたれないですしお金もたくさん稼げます。

間違いなく少人数のベンチャー企業に新卒でいった人で後悔している人を僕はみた事がありません。

なぜならその経験が、自分の血となり肉となり良い人材になっている確率が高いからです。

竹内智哉(たけち)への人材系支援のご依頼(イベント集客・学生集客)はじめまして。竹内智哉(たけち)と申します。 フリーランスとして人材系支援のご依頼のお仕事を承っています。 「石川県...